後立山南部(長野) 爺ヶ岳中峰(2669.9m)、南峰(2660m) 2024年8月18日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 1:29 柏原新道登山口−−2:52 一枚岩(標高2000m)−−4:03 種池山荘−−4:58 爺ヶ岳中峰 6:00−−6:13 爺ヶ岳南峰−−6:38 種池山荘−−7:21 一枚岩(標高2000m)−−8:11 柏原新道登山口

場所長野県大町市/富山県中新川郡立山町
年月日2024年8月18日(日) 日帰り
天候晴後ガス時々晴れる 北西の風やや強し
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場登山口付近に駐車場あり。ただしハイシーズンの週末にはすぐに満車になってしまう
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望南峰、中峰とも邪魔するものがなく晴れれば大展望
GPSトラックログ
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コメント台風一過の大展望をを期待して爺ヶ岳へ向かったが、天気は基本的に快晴だったが稜線には雲がかかって展望は悪かった。東の空はかなり高い雲海に覆われていたので、おそらくはガスがかかっていなかったとしても志賀高原や奥日光、尾瀬、中越方面の山々は見えなかったと思う。日曜日だが下山時にすれ違った人数は50人程度いた





見かけた花と開花状況

花の種類

場所

開花状況

ヒヨドリソウ 柏原新道 ピークを過ぎてるかな
キオン 登山口 そろそろ終わり
ガクアジサイ 登山口 ほぼ終わり
ノリウツギ 登山口 ほぼ終わり
ソバナ 登山口 そろそろ終わり
オオカニコウモリ 柏原新道下部 終わり〜花盛り
ハクサンオミナエシ 柏原新道 ほぼ終わり
ホツツジ 柏原新道 ほぼ終わり
カライトソウ 柏原新道中部 花盛り
リョウブ 柏原新道中部 ピークを過ぎたかな
オオコメツツジ 柏原新道中部 咲いているのは1輪だけ
カニコウモリ 柏原新道中部 ピークを過ぎたかな
オトギリソウ 柏原新道 花盛り
ミヤマアキノキリンソウ 柏原新道〜稜線 稜線では花が終わり始め、柏原新道で花盛り
アザミ 柏原新道 咲き始め〜花盛り。細かな種類は分からない
ミヤマキンポウゲ ガラ場 ほぼ終わり
ミヤマアカバナ ガラ場 ほぼ終わり
シモツケソウ ガラ場 一度終わっているが蕾がある株が複数あった
カンチコウゾリナ 柏原新道 花盛り
ミヤマコウゾリナ 柏原新道上部〜稜線 花盛り
ニガナ 柏原新道上部 蕾が見られたがこれから咲くのか?
オヤマリンドウ 柏原新道上部〜稜線 花盛り
ハクサンフウロ 種池山荘付近 ピークを越えてるかな
ヤマハハコ 柏原新道上部〜稜線 花盛り? それとも既にドライフラワー化しているのか?
ネバリノギラン 種池山荘付近 花盛り? 咲いているかどうか見た目では良く分からない
コバイケイソウ 種池山荘付近 咲いているのは1株のみ。ほぼ終わり
ミヤマリンドウ 稜線 花盛り
シラタマノキ 稜線 花盛り
ミヤマホツツジ 柏原新道上部〜種池山荘付近 終わりに近い
トウヤクリンドウ 稜線 花盛り
コマクサ 南峰〜中峰間鞍部付近 終わりかけ
ゴゼンタチバナ 稜線 ほぼ終わり
イワツメクサ 中峰周辺 ピークを過ぎてる感じ
ミヤマコゴメグサ 中峰周辺 終わりかけ
この他にセリ科、タデ科、ユキノシタ科の花が複数種類咲いていたが、私の知識では種類が判別不能でここに記載していない


理由は不明だが、今回撮影した写真はデジカメ→PC移動後に消えてしまったため、今回は写真は無い

 金曜から土曜日に台風が関東、東北に接近し、東海上へと遠ざかって台風一過の好天が期待できそうな日曜日に近場で短時間で登れる爺ヶ岳に向かうことにした。月曜が会社なので軽い山にしないとヘロヘロになって仕事にならないが、爺ヶ岳程度なら大丈夫だろう。登山口まで1時間強しかかからないので帰りも早い。

 土曜夜の登山口前駐車場にはまだ空きがあったが、夜中の早い時刻には満車になっていた。私はいつも土曜入山だが日曜日に入山する人も結構いるようだ。日の出の山頂に到着するように出発は午前1時半とし、アラームを設定して酒を飲んで寝た。この日は登山口でも気温が高めで寝苦しかった。

 日曜の午前1時に起床、軽く飯を食って計画通り1時半に出発。既に出発していった登山者を複数見ているが、これだけ早出がいるのも珍しい。私が出発する時も2,3名が登山口で準備中だった。頭上は満天の星空で文句なしの快晴らしい。

 台風一過で涼しい空気が入って気温が下がるかと思ったら逆で、いつもより暑いくらいで最初から汗が噴き出して濡れタオルと扇が大活躍する。標高2000m近くまで登らないと涼しくならなかった。柏原新道は樹林帯が続くので近場では前にも後にも登山者の光は見えず、かなり離れた先に光が見えただけだった。おそらく南側に樹林が開けた水平道付近を歩いていたのだろう。

 一枚岩の看板で高度計を2000mに校正する。岩畳、水平道、石ベンチと進んでいき、アザミ沢とガラ場を通過して急登して種池山荘に到着。鹿島槍方面に向かって出発した登山者の後に続く。ここではまだ晴れていたが爺ヶ岳方面はいやらしいことにガスがかかっている。さて、これが晴れてくれるだろうか。

 稜線に出ると北西の冷たい風がやや強まったので手袋を着用してゴアの上着を羽織る。まだライトが必要な明るさだが東の空はだいぶ明るくなってきた。鹿島槍は見えているが鞍部の冷池山荘は雲の中だった。針ノ木岳〜岩小屋沢岳にかけての稜線にもガスがかかっていて、どうやら稜線だけ雲が絡んでいるようだ。頭上は相変わらず満天の星が見えている。

 爺ヶ岳南峰向けて上がっていくと、とうとうガスに突入。幸い、先行者がいるのでハイマツの露払いは不要だ。まあ、爺ヶ岳のハイマツの張り出しはそれほど酷くないが。

 往路では南峰は巻いてまずは中峰へ向かう。相変わらずガスの中で萎れかけのコマクサが残る鞍部を通過して中峰へ登り返す。残念ながら中峰山頂でもガスがかかっていて展望がイマイチ。時々西半分のガスが切れるが東側はガスがかかったままで、日の出を迎えてもガスを通してしか見えなかった。おかげで日差しが弱まってデジカメで撮影して太陽の丸い姿を見ることができた。数枚撮影したものを比較したら、3箇所くらいで同じい位置に黒いシミのようなものが写っていたので、おそらく太陽黒点だと思われる。その写真が消滅してしまったのはちと悲しい。

 ガスが切れた短時間の間だけだが、常念岳〜大天井岳、槍穂、蓮華岳、立山〜剱岳、鹿島槍ヶ岳を見ることができた。頚城山脈、志賀高原、浅間山、奥秩父、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスは雲海に埋もれて見えなかった。

 ガスが薄くなると不明瞭ながらブロッケン現象が見られた。太陽が出ている東方向にもガスが出ていて日差しが弱かったので、ブロッケン現象も弱めにしか出なかったのは仕方なかろう。

 山頂でガスが切れないかしばらく待ってみたが、状況は山頂到着時と変わらなかったので諦めて下山を開始した。帰りは南峰に立ち寄ったがガスが切れることはなく展望は皆無だった。

 種池山荘へと下っていくと、登りの人と多くすれ違う。この時刻だと鹿島槍まで往復かも知れないが、ガスが晴れてくれるといいのだが。種池山荘までガスがずっと続いたので雷鳥が見られるかと探しながら歩いたが、残念ながら発見することはできなかった。

 種池山荘前で防寒用のゴア上下を脱いで軽装になって下山開始。もうこの先は南斜面なので北寄りの風に吹かれることはない。風が無いと下りでも涼しさがイマイチで最初から扇と濡れタオルを登場させる。少し下るとガスの層を抜けるが、今度は少し下は雲海である。おかげで涼しくなって助かったが汗が全く出ないほどではなく、濡れタオルで顔や腕の汗を拭いながら下っていった。

 登山口に到着すると、これから出発する複数の登山者が見られた。種池山荘から登山口まですれ違った人数は50人程度だったと思う。駐車場は満車で、スノーシェッドを一つ下った先の駐車スペースにも車があった。登山口の登山指導所は日曜日にも関わらず無人で、どうやら今シーズンの開設は終了したようだった。

 

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